お金の扱いの知識を増やしたいと思い、社会の仕組み(年金や税金、保険等)を知識として得たいと思い考えた結果たどり着いた資格がファイナンシャルプランナーで、その資格を取得したのですが、資格を取得する学習過程で私が思ったことや学習方法について書き記したいと思います。
私の学習方法は、すごく効率の良い学習方法だとは思いませんが、これから学習する方に役立つ部分があるのではないかと思います。
ファイナンシャルプランナーの学習形態の選択
学習するにあたり、どのような学習方法をしたら良いのか迷う所で、完全に独学か、通信教育か、もしくは学校か、通信教育ならどの講座にするかなど、最初に選択する作業が大事になります。
通信講座を利用した学習
資格取得のための学習方法には、「通信講座による学習」、「書籍による独学」、「学校に通学」などがあると思いますが、FP2級を勉強するために通信講座を利用して学習することにしました。
なぜ、通信講座にしたのか
通信講座を利用したのかというと、ファイナンシャルプランナーの資格にはFP2級とAFPという資格があり、通信講座を利用するとAFPの認定研修の修了書も取れて、かつFP2級の受験資格を得ることができるようになります。また、FP2級に合格するとAFPの資格も取得できます。
取得にかかる期間
FP2級取得にかかる日数 通学 ≒ 通信 < 独学
取得にかかる日数について、FP2級の受験資格にはAFP認定講習の修了書が必要になりますけれど、独学の場合AFPの修了書が得られないので3級の合格証が必要になり3級から受験する必要があり時間がかかります。
取得費用
FP2級取得にかかる費用 独学 < 通信 < 通学
また、金銭面では、独学が一番安いのですが、学習効率と取得までにかかる日数を考えるとAFPの修了書を得ることができる通信講座を利用するほうが早く資格を取得できる可能性が高いです。
学習のしやすさ、理解
FP2級習得にしやすさ 通学 > 通信 > 独学
習得のしやすさは資格の難易度によると思いますが、通信講座でも多くの人が受験して取得しているので、通信講座でも合格に必要な知識の習得ができます。
FP2級の通信講座の教材選び
FPの通信講座はいくつかありますが、講座によって講座料金は違いますしテキストだけの講座やビデオ講座もあるなど、それぞれ特徴がありどこの講座を選ぶのか迷うところです。
その講座選びで、迷うところ2つだと思います。1つは講座の金額で、もう1つは、その講座で資格に合格するだけの知識を習得できるのかということです。特に難易度が高い資格になるほど教材だけではカバーされていない部分が多くある傾向になると思います。
個人的な意見ですが、FP2級は、試験で対象とする学習範囲が広いので全てを網羅した教材というのは、ほぼないと思います。そこで広く深く学習できる教材が必要になると思いますが、大抵の教材は問題なく資格取得できる内容になっていると思います。
その教材で特に重要なのが、予想模試や過去問題集があるかどうかになります。資格に合格するための知識を身につけるには、試験に即した問題に取り組むことが重要になってきます。そこで、過去問題や模試がある教材を選ぶと良いと思います。
参考までに、私は、ECCのFP講座を受講しましたが、それ以外の教材を使わずに資格を取得できたので、合格に必要な知識は習得できる教材だと思います。
どの講座が良いのか迷ったときは、Q&Aサイトで誰かに聞いてみるのも良いかと思います。
学習の計画と進め方
学習計画を立てる前にどのように学習していくのか考えないといけないと思います。
学習計画
学習の日程については、6ヶ月の学習期間の場合、学習を始めて1ヶ月後、遅くても2ヶ月後には過去問題に取り組みながらわからない部分は教材で学習していく形で学習計画を立てていくと知識や理解力が向上しやすく合格への近道になるはずです。
学習方法と計画
学習方法については、さまざまな方法があるので何が良いのか一概に言えませんが、全く知識がない状態から学習を始める場合は、一旦教材を一通り読んでみることをお勧めします。一通り読んでみることで全体像を感じることができると思います。
ただし、一通り読んだところでほぼ知識として身に付きません。一通り教材に目を通すのは全く知識がない状態の人が、幅広い範囲を扱うFPの学習をするとき、学習範囲や何を勉強するのか全体像を感じるためのものです。
基本は繰り返し学習
実際の学習の計画ですが、私の経験から学習の早い段階で過去問題集に取り組むことで合格する力を身につける近道になると思います。過去問題に取り組みわからないところは、教材を読んで再度学習して理解や記憶をしていく方法です。
一通り教材に目を通す⇒過去問題に取り組む⇒理解不足の問題を再学習する
過去問題や予想模試についてですが、正解不正解しかないものですと、問題を理解する項目を探す手間がかかり学習効率が落ちますので、問題に対して説明や補足があるものが良いです。
過去問・予想問題の取り組む回数
過去問の取り組む回数ですが、解答用紙を何枚もコピーして5回6回と取り組めるだけ取り組みます。そして間違えた問題を再学習。 また自信がない問題にチェックを入れて再度学習(教材を読み返す)。この繰り返しを実践すると段々と知識が増えていくのを実感していくはずです。
過去問題(予想問題)の数
取り組む問題数が多いほどいいのですが、多いとそれだけ時間が必要になります。私の場合は、過去問題は4回分と予想問題が2つの計6回分の問題に取り組みました。
FPの計画書作成のこと
FP2級の受験資格には、AFPの修了証が必要になります。修了書を取得するには、期限内に計画書を作成して提出し、さらに合格(基準を満たす)する必要があります。
通信講座では、計画書の作成方法について説明があるはずなので、その指示や説明に従って提出すると良いです。作成で分からないことがあれば質問するか調べます。
また、なるべく早く計画書を提出します。早く提出することで、万が一基準に達していない場合、期限内にやり直せる可能性があります。
計画書の作成方法としては、手書きかパソコンを使用します。ExcelやWordが入っているパソコンの場合、それを利用します。また、パソコンにそれらのソフトがない場合は、同じような働きをするフリーのソフトがあるので利用すると良いです。
計画書の作成日数
計画書の作成日数ですが、全く慣れていない作業になるはずなので作成するのに日数を要するです。私の場合1日や2日で作成できませんでした。記憶が定かではないのですが、2週間から3週間ぐらいかかったと思います。
不慣れな作業になるので、ある程度計画書を作成するのに時間がかかる前提で学習計画を立てると良いです。提出期限の1ヶ月半以上前には作成に取り掛かると精神的にも時間的にも余裕をもって作成できるはずです。
試験日近くと当日の学習のこと
試験日の数日前の学習は、過去問題(予想問題)を同じように解いていく学習計画を立てて取り組むと良いです。試験日に近いときの取り組んだこと学習したことは、記憶に残りやすいので効果的な学習だと思います。
どのように取り組むかは、過去問題にどのくらい取り組んで理解がどのくらい出来ているかによりますが、弱点中心にするか、もしくは全ての問題に取り組むかはそれまでの取り組み次第で臨機応変に取り組むと良いです。
また試験日には、会場入り口でパンフレットを配っている会場もあると思います。そのパンフレットには、試験問題の要点などが書いてあるものもあるかもしれませんので、直前に目にしたものは記憶に残りやすいので読んでおくと良いと思います。
学習以外で試験当日までにすること
FPの試験会場は、大きい都市だけで行われているようなので、住んでいる街で試験を受けることができない方もいると思います。
そこで、試験を受けるところまで行く交通機関で時刻の確認と前日に行く場合は、宿泊施設の予約をしておくことが必要です。また、会場まで電車やバス、また徒歩でいくために事前に調べておくことも重要です。
宿泊が必要な場合は、早めに予約をすると部屋がなくなる心配もなく、また通常よりも安く泊まれる可能性が高いです。
試験日までに準備すること
- (必要に応じて)宿泊の予約
- 交通機関の確認
- 試験会場の場所の確認(地図)
- 持ち物の準備
また、試験は午前と午後と長時間になるので、お昼の休憩がありますが、そのお昼を食べる場所も試験会場に無いと思うので、食事できる場所を調べておくと良いかもしれません。